もう1つの世界がそこに

仮想世界と聞いて、どんなモノを思い浮かべますか?
どういう世界だと、モノだといいなって思いますか?


私は、限りなく「リアル」に近いものを欲してる。
仮想世界は、何も閉じられた世界のことじゃないし、
むしろ、今ある世界をより豊かにするツールにすぎない。
リアル、WEB、そして、アナザーワールド=仮想世界。
ここが簡単に、シームレスに、繋がることを望んでる。
気づけばもう1つの世界があったっていう現実の再現。


それに関するサービスを今日はご紹介。


まずは、ご存知、Google MapにおけるGoogle Streetview。
知っている人も多いかもしれないけど、現在、米国主要都市のみ対応。


道路を歩いている感覚でその都市の様々な場所を360度見渡せる。
見渡せるというか、その場所を歩ける。人もはっきり写っている。


これを始めてみたとき、衝撃が走った。瞬間的に怖いと思った。
現実がそこにある怖さ。でも、鳥肌が立った。ついにこんな時代が来たかと。


これこそ、まさに「アナザーワールド」。


そして、それと同時期に知ったのがeveryscape.
ローンチは今年の秋の予定で、β版のみしかでてないけど、
この手の3Dの技術で、グーグル、マイクロソフトを超えるかも、
と密かにいわれているような、すんごい会社のサービス。
普通の2D画像から立体カメラで撮ったような3D画像を合成している。
(ちなみに、マイクロソフトPhotosynthプロジェクトというものをやってる。

ストリートビューよりさらに詳細な現実がそこに映し出され、
そして、さらに滑らかなインターフェイスが構築されている。
現実世界をそっくり3Dで再現してあって、街をぷらぷら歩ける。
お店の中に入ることもできる、中に入ると商品が並んでいる。
今目の前で見ている現実と何も変わらない世界がそこにある。


そこで、商品を見て周り、商品に触れると、詳細な情報が提供され、
買うことにしてクリックしたら決済画面に飛び、お金を払えば、商品が届く。
そんな時代もそう遠くないかもしれない。モノの買い方が再び変わる時代。


WEB、モバイルでモノを買えることによって、生活はとてもラクになった。
でも、今の状態が何の不満もなく最高か、というと全然そんなことはない。
まだまだ情報は足りていない。まだまだ改善の余地は多々ある。


この、「リアル」の世界そのものをWEB、モバイルに反映させるサービスは、
どうキャッシュアウトするかという点は考慮の余地があるかもしれないけど、
個人的に最も気になる「プラットフォーム」であり、期待しているところです。


だって、楽しいじゃん?